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BFRトレーニングが「感動の連鎖」を生む

BFRトレーニングが「感動の連鎖」を生む

BFRトレーニングが「感動の連鎖」を生む

澤木一貴です。

これまでのコラムでは、BFRトレーニングの「科学的根拠」や「ビジネスモデル」、そして「医療との連携」といった、少し硬派でロジカルな側面を中心にお話ししてきました。 今回は、トレーナーという職業の「核心」に迫る話をしたいと思います。

それは、「感動」です。

「澤木さん、急に情緒的な話ですか?」 いいえ、違います。これは極めて冷徹なビジネスの話であり、同時に私たちがトレーナーとして生きる意味そのものでもあります。

今、パーソナルトレーナー業界は飽和状態です。 生き残るために必要と言われる4つの要素をご存知でしょうか? 「人柄」「技術」「経験」「体験(クライアントの体験)」

しかし、厳しいことを言いますが、これらはもう差別化要因ではありません。「あって当たり前」の時代です。 笑顔が素敵で(人柄)、解剖学を知っていて(技術)、指導歴があり(経験)、ジムが綺麗(体験)。 そんなトレーナーは山ほどいます。

このレッドオーシャンの中で、なぜ一部のトレーナーだけが、広告費をかけずに集客し、一度来たクライアントが何年も離れないのか? その答えが、「感動の連続」を作れているかどうかなのです。

今回は、BFRトレーニングというツールが、いかにしてクライアントの心を揺さぶり、驚きと発見を与え、あなたのファンにしてしまうのか。 その「演出家」としてのトレーナー論をお話しします。


【第12回】 感動と顧客心理

タイトル:生き残る条件は「人柄」や「技術」だけではない。「感動」だ。BFRが起こす驚きと発見の化学反応

「良いトレーナー」なのに、なぜ客が離れるのか?

皆さんの周りにもいませんか? すごく勉強熱心で、解剖学にも詳しくて、性格も優しくて真面目。いわゆる「良いトレーナー」です。 でも、なぜかクライアントが定着しない。新規は来るけれど、3ヶ月もすると「仕事が忙しくて……」とフェードアウトされてしまう。

一方で、技術はそこそこでも、なぜか予約が取れない人気トレーナーもいます。 この違いは何でしょうか?

それは、前者のトレーナーが「想定内」のことしか提供していないからです。

「スクワットを教えます。はい、しゃがんで。太ももに効きますよね」 「食事はタンパク質を摂ってくださいね」

これは正解です。間違っていません。 しかし、クライアントからすれば「まあ、ジムに来たらそうなるよね」という、「予定調和」でしかありません。 予定調和なサービスに、人はお金を払い続けません。飽きるからです。

人が財布の紐を緩め、さらに「誰かに教えたい(口コミ)」という衝動に駆られるのは、心が動いた時、つまり「感動」した時だけです。

感動の方程式はシンプルです。 「感動 = 期待値 + アルファ(驚き)」

クライアントが持っている「ジムってこんなもんでしょ」という期待値を、良い意味で裏切り、超えていく。 その最強の起爆剤となるのが、BFRトレーニングなのです。

BFRがもたらす、3つの「驚き(サプライズ)」

通常のウエイトトレーニングで、初心者を「驚かせる」のは難しいものです。 重いものを持てば疲れる。それは当たり前ですから。

しかし、BFRは違います。 初めて体験するクライアントは、必ずと言っていいほど、目を丸くして驚きます。 この「リアクション」を引き出せた時点で、あなたの勝ちです。

BFRが提供できる「3つの驚き」を解説しましょう。

1. 「軽さ」と「キツさ」のギャップ(認知的不協和) クライアントに、ピンク色の1kgのダンベルや、何も持たない「自重」を見せます。 「今日はこれしか使いません」 クライアントは思います。「え、先生、私を舐めてるの? そんなので効くわけないじゃん」と。

しかし、ベルトを巻いてトレーニングを始めると、わずか数分で表情が一変します。 「えっ!? なにこれ!? 重い! 動かない!」

脳がパニックを起こすのです。 「目は軽いものを見ているのに、筋肉は重いと感じている」 この「認知的不協和(ギャップ)」が、強烈なインパクトになります。

「魔法みたいですね!」 そう言われたらしめたもの。あなたはただのトレーナーから「魔法使い」に昇格します。 このギャップ体験は、誰かに話したくてたまらなくなります。これが集客(紹介)の種になります。

2. 視覚と感覚の即時フィードバック(パンプアップ) 通常のトレーニングで、筋肉が目に見えてパンパンになる(パンプアップ)まで追い込むには、かなりの技術と時間が必要です。初心者にはまず無理です。

しかし、BFRなら5分でパンパンになります。 ベルトを外した後、鏡を見てもらってください。 「見てください、腕の血管が浮き出て、一回り太くなっていますよ。肌も赤くなっていますね」

自分の身体が、たった数分で劇的に変化した姿を見る。 「私、こんなに頑張ったんだ!」 「私の体、まだ変われるんだ!」 この自己効力感の高まりこそが、感動の正体です。 結果が数ヶ月後ではなく、「その場」で目に見える。これがBFRの圧倒的な強みです。

3. 「除圧」という極上の快感 トレーニングは「苦しいもの」というのが相場です。 しかし、BFRには「気持ちいい」瞬間があります。 トレーニングが終わり、ベルトを外した(除圧)瞬間です。

堰き止められていた血液が、ダムが決壊したように全身へ駆け巡る(再灌流)。 指先までジワーッと温かくなり、身体が軽くなる感覚。 多くのクライアントが、「温泉に入ったみたい」「マッサージより気持ちいい」と言います。

「キツイ」で終わらせず、最後は「快感」で締める。 これが「また来たい」と思わせる、生理学的な中毒性を生みます。 この「ツンデレ」な展開を作れるのは、世界中探してもBFRだけです。

「発見」の連続が、退会率を下げる

感動の次は、「発見」です。 長く続けてもらうためには、毎回新しい発見が必要です。

多くのトレーナーは、 「今日は10回できましたね。来週は12回やりましょう」 と、数字(回数や重量)の変化ばかりを褒めます。 でも、数字なんていつか頭打ちになります。すると飽きる。

BFRを取り入れた「澤木流」の指導では、もっと内面的な発見を提供します。

「自分の身体との対話」です。

BFR中は、血流の変化により感覚が鋭敏になります。 「先生、今日は左腕の方がパンパンになりやすいです」 「おお、いい気づきですね! それは日常生活で左肩が凝っている証拠かもしれません。血流がそれを教えてくれているんですよ」

「今日はいつもより手が温かくなるのが早いです」 「代謝が上がってきている証拠ですね。ミトコンドリアが増えているんですよ」

このように、BFRというフィルターを通すことで、クライアントは自分の身体の些細な変化に気づけるようになります。 「ジムは、単に運動する場所ではなく、自分の身体の声を聞く場所」 という新しい価値観(発見)を提供できたとき、クライアントにとってジムは「生活の一部」になり、退会するという選択肢が消えます。

競争を勝ち抜くための「5つ目の要素」

冒頭で、トレーナーに必要な4つの要素(人柄・技術・経験・体験)の話をしました。 これらは全て「土台」です。 この土台の上で、どういうドラマを作るか。 私はここに、BFRという武器を使って5つ目の要素を加えたい。

それは「演出力(エンターテインメント)」です。

クライアントがジムのドアを開けてから帰るまでの30分〜60分を、一つのショーだと考えてみてください。 オープニングで体調を聞き(伏線)、 BFRで驚きと負荷を与え(クライマックス)、 除圧で癒しを与える(エンディング)。

BFRというツールは、このドラマの起伏を誰でも簡単に作れるようにしてくれます。 ただダンベルを上下させるだけの単調な時間が、驚きと興奮と快感の詰まったエンターテインメントに変わるのです。

「あの先生のところに行くと、毎回何か新しい発見がある」 「キツイけど、なんかワクワクする」

そう思わせたら、もう価格競争なんて関係ありません。 隣に月会費3,000円のジムができようが、AI搭載の最新マシンが出ようが、あなたの代わりは務まらないからです。 「あなたから感動をもらいたい」のですから。

その「感動」は、本物の技術からしか生まれない

ただし、勘違いしないでください。 私が言う「演出」とは、口先だけで盛り上げることではありません。 確かな理論と安全性に裏打ちされた演出のことです。

マジシャンがなぜ人を感動させられるのか? それは、タネや仕掛けを熟知し、膨大な練習をしているからです。 タネも仕掛けも知らず、適当にやったら、それはただの「失敗」です。

BFRも同じです。 「どのタイミングで圧をかければ、一番驚きがあるか」 「どの種目を選べば、一番パンプ感を味わえるか」 「どの言葉をかければ、苦しさが楽しさに変わるか」

これらは全て、「BFRトレーナープロ」の資格取得講座で学ぶ、理論と実践の中に答えがあります。

生理学を知っているからこそ、 「今、体の中で成長ホルモンが嵐のように出ていますよ!」 と、自信を持って叫べる。その言葉に魂が宿り、クライアントを感動させるのです。

見よう見まねのBFRでは、せいぜい「痛い」か「怖い」で終わりです。 感動を生むには、プロのライセンスが必要です。

旅はまだ続く:トレーナー自身が楽しめ

BFRトレーニングは、まず何より、トレーナー自身をワクワクさせてくれます。 「この組み合わせならどうなるだろう?」 「このクライアントなら、どんな反応をするだろう?」 毎日が実験であり、発見の連続です。

あなたが目を輝かせて、 「今日のメニューはすごいですよ! 絶対に驚きますよ!」 と提案する。 その熱量こそが、人を惹きつけ、感動を生み、結果としてビジネスを成功させる最大の要因です。

BFRトレーナープロの資格は、あなたのトレーナー人生を、 「ただの労働」から 「感動創造業」へと進化させるパスポートです。

さて、感動の重要性が分かったところで、疑問に思う方もいるでしょう。 「でも澤木さん、それを実際にどうやって日々のメニューに落とし込むの?」 「具体的なプログラムの組み方が知りたい」

ご安心ください。このコラム連載はまだまだ続きます。 次回以降は、さらに具体的でディープな「プログラミング」の世界や、特定のケーススタディに踏み込んでいきます。 次回は、多くのトレーナーが頭を悩ませる「メンタルとトレーニング」の関係性について。 BFRが脳に与える影響と、モチベーション管理の極意をお話しします。

感動を提供できるトレーナーへの道は、まだ始まったばかりです。

サワキジム
https://sg-personal.com/


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通常のトレーニングには1RM(1回持ち上げることが限界の重さ)の60%以上の重さを必要としていますが、BFRトレーニングでは1RMの20%程度の重さで効果を得るとができます。
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