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慢性足関節不安定症へのBFRトレーニングの応用

慢性足関節不安定症へのBFRトレーニングの応用

慢性足関節不安定症へのBFRトレーニングの応用

足関節の内反捻挫はとくにバスケットボール選手に多く、受傷を繰り返すことによって慢性的な痛みや不安定感を生じることがある。これを慢性足関節不安定症(chronic ankle instability : CAI)と呼ぶ。

BFRトレーニングは軽い重量で行うことが可能であり、リハビリ時における筋力低下防止や筋委縮防止、痛みの軽減などに役立つことが知られている。8週間のBFRトレーニングにより、膝蓋大腿疼痛症候群における痛みが顕著に減少したという。(※1)

またBFRトレーニングは皮質脊髄路の興奮を高重量トレーニングを行った場合と同様に与えることができる。(※2)

BFRトレーニングをリハビリに応用する場合、基本的に次の4段階を経て行われる。

1. ベッドレストで血流制限を行う

2. 血流制限の状態で軽いウォーキングを行う

3. 血流制限をして軽い重量でのトレーニングを行う

4. 高重量トレーニングと血流制限をして軽い重量でのトレーニングを組み合わせる

バスケットボールプレーヤーを対象にした研究で、血流制限をして週6回、時速4~6kmで3分歩き、60秒インターバルを5セット行っただけで有酸素および無酸素における能力が高まったという報告がある。期間はたったの2週間だ。(※3)

BFRをCAIのリハビリに使う場合、まずはOKCである足首の4方向におけるバンドエクササイズやストレートレッグレイズを行う。

それに慣れてきたところで両足あるいは片足でのブリッジ、シーテッドヒールレイズからスタンディングヒールレイズなどを採り入れる。さまざまな方向へのランジも良いだろう。

そして最終的にはBOSUやバランスディスクを使って不安定な状態でのエクササイズ(メディシンボールトスなど)を行う。

レップスは基本的に30回→15回→15回→15回とし、インターバルは30秒。バランスエクササイズの場合は「30秒のバランス→30秒のインターバル」を4セット繰り返すと良い。(※4)

ベッドレスト時に筋力・筋肉量の低下を抑え、軽いウォーキングだけでパフォーマンスを改善し、高度なリハビリエクササイズにつなげていく。この具体的なプロトコルが今後はスポーツ選手のリハビリテーションにも応用されてくることになるだろう。

※1:

Quadriceps strengthening with and without blood flow restriction in the treatment of patellofemoral pain: a double-blind randomised trial.

Br J Sports Med. 2017 Dec; 51(23):1688-1694.

※2:

Corticomotor Excitability is Increased Following an Acute Bout of Blood Flow Restriction Resistance Exercise

Front Hum Neurosci. 2015; 9: 652.

Eur J Appl Physiol. 2010 Jul; 109(4):591-600.

※3:

Increase in maximal oxygen uptake following 2-week walk training with blood flow occlusion in athletes.

※4:

THEORETICAL APPLICATIONS OF BLOOD FLOW RESTRICTION TRAINING IN MANAGING CHRONIC ANKLE INSTABILITY IN THE BASKETBALL ATHLETE.

Int J Sports Phys Ther. 2018 Jun;13(3):552-5

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通常のトレーニングには1RM(1回持ち上げることが限界の重さ)の60%以上の重さを必要としていますが、BFRトレーニングでは1RMの20%程度の重さで効果を得るとができます。
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