コラム

24時間ジムにおける「ピーク時同時滞在人数」と「必要なマシン台数(ポジション数)」の計算方法を、業界標準の数値ロジックに基づいて解説します。
24時間ジムは利用時間が分散するため、総合クラブに比べて同時滞在率が低くなります。計算の基準となる指標は以下の通りです。
ピーク時同時滞在人数 = 会員数{最大同時滞在率(3\%〜5\%)}$$
一般層(初心者・女性含む)が多い店舗:4%〜5%
混雑が分散しやすい郊外ロードサイド・24時間完全無人店舗:3%〜4%
下限目安(分散型):500人× 3% = 15 人
平均目安:500人× 4% = 20 人
上限目安(混雑集中型):500 人 × 5% = 25 人
結論:会員数500人のジムでは、平日夜(19:00〜22:00など)のピーク時に「15人〜25人」が同時にジム内に滞在します。
ピーク時に20人が滞在しているからといって、20台のマシンを用意するだけでは不十分です。「使いたいマシンが埋まっていて待たされる」という不満(退会原因)を防ぐため、同時滞在人数の1.2倍〜1.5倍のトレーニングポジション(枠)を確保するのが鉄則です。
必要総ポジション数 = ピーク時同時滞在人数×安全バッファー(1.2〜1.3倍)
※ここで言う「ポジション」とは、マシン1台、ラック1台、ストレッチマット1箇所などの「同時に1人が運動できる枠」のことです。
ピーク時滞在人数を20人と仮定した場合、必要なポジション数は24〜26枠となります。
利用者の一般的な行動内訳(有酸素25%:マシン45%:フリーウェイト20%:ストレッチ10%)に沿って分類した最適な配置モデルは以下の通りです。
カテゴリ | 推奨台数・枠数 | 主な内訳・構成例 |
|---|---|---|
有酸素マシン | 5〜6台 | ・トレッドミル(ランニングマシン):3〜4台 |
ウエイトマシン | 10〜12台 | ・チェストプレス、ラットプルダウン、レッグプレス等の基本部位別マシン |
フリーウェイト | 5〜6枠 | ・パワーラック/スミスマシン:2台 |
ストレッチ/その他 | 3〜4枠 | ・ストレッチマットエリア、ファンクショナルツール(TRX、マット等) |
合計ポジション数 | 23〜28枠 | 同時滞在20人に対して十分なゆとりを確保 |
滞在時間を短くして回転率を上げる
会員の平均滞在時間が60分から45分に縮まるだけで、ピーク時の同時滞在人数は約25%減少します。AI姿勢分析を活用した短時間プログラムの提示や、混雑時の有酸素マシン・パワーラックへの「時間制限(例:1回20分・45分)」ルールの設定が有効です。
フリーウェイトエリアの「待ち」に注意
ウエイトマシンよりもフリーウェイト(パワーラック等)の方が1人あたりの滞在時間が長くなりやすい傾向があります。コア層が多いエリアではパワーラックの比率を高め(2〜3台)、初心者層が多いエリアではウエイトマシンやファンクショナルエリアを多めにするなど、商圏属性に合わせて比率を調整してください。
ビジネス

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