コラム

コロナの終焉とデジタルフィットネス


  • ビジネス
  • 筆者:斉木 英人
コロナ禍で急速に普及しその知名度を伸ばしているのがデジタルフィットネス。ワイドショーでも話題が取り上げられるほどともなると、パーソナルトレーナーとしては避けては通れない時代の申し子的存在。もともとはアメリカで生まれ普及し急成長したビジネスモデル。住環境や日本人の性質を考えた時に、パーソナルトレーナーのプログラムの範疇にどこまで取り入れればよいのか、またビジネスとしてどこまで行けるのか?が気になるところ。

アメリカのビジネスを多く日本に紹介している某商社の内部データーがある。それにはデジタルフィットネスのビジネスモデルを取り上げたいとする企業の声が多く上がっている。コロナ禍でのフィットネス産業の中でデジタルフィットネスほど未来を感じさせる分野はないからだ。しかしながら分析の結果では、パーソナルトレーナーの期待ほどの結果は導かれていないようだ。

それには、日本とアメリカの住環境の違いと、もちろん達成感という結果についての価値観の違いが大きいため継続することに課題が残るという。アメリカにおけるデジタルフィットネスの成功は、最新のマシンを自宅におけることに起因するという。そのためアメリカに比べて住宅の広さが3分の1である日本では残念ながら、その市場規模もアメリカに遠く及ばない。

また、フィットネスの上級者であればリモートでの指導も難なく施せるものの、初心者には体験させるのも、その効果を実感させるのも大変に難しいという結果が出ている。言われてみれば・・・である。

しかしながら毎日毎日どこかのメディアで「さぁ、ご一緒にやってみましょう」の掛け声とともに、どこぞやのパーソナルトレーナーが自らをモデルにトレーニング指導をしている絵が流れる。それを見ていると「ひょっとして、簡単にビジネスが成功するかもしれない」と、夢をみるのも仕方ない。コロナ禍でのパーソナルトレーナーのビジネス成功の鍵は「絆」人とつながること、トレーニング成果が感じられること。ここを徹底的に考えることがデジタルフィットネスの明日を拓す鍵。何事も始めなければ結果は得られるはずも
ない。

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