24時間無人フィットネスジム、ダイエット専門のパーソナルジム、ボディメイク専門ジムなどの多くは淘汰されてくる時代になります。ではその理由を考えてみましょう。総人口の年齢の中央値まずは、日本の人口についてみてみましょう。今回は人口中央値で日本を見てみましょう。人口中央値とは、人口を年齢順に並べたとき、その中央で人口を2等分する境界点にある年齢です。年齢層別の人口から計算されます。たとえば、2020年の総人口の年齢の中央値は48.6歳でした。では、他の国と比較してみましょう。下記のフラフには掲載していませんが、東南アジアですと、年齢中央値は20代の国もあります。このグラフを見てわかるように、日本は48.6歳という超高齢化社会ということが分かります。日本のフィットネスジムでは、アメリカのジムをそのまま輸入することがありますが、中央値が10歳も異なる国からのメソッドをそのまま持ってきても、うまく行きません。また、ダイエットやボディメイクだけでは生き残るのは難しくなってくるのもこのグラフで分かるはずです。30~40代中心のジム既存24時間無人のジムは80%が40歳未満のフリーウェイトを使い、ボディメイクを目指す男性が中心です。ここ2020年頃からは、フリーウェイトゾーンを増やし、150から200坪のジムの開業が目立っています。このようなジムでは威圧感を漂わせ、マシンを占領する会員が多く、初心者や中高年には、通いにくいジムになっています。現在出店している多くのジムが、このフリーウェイトゾーンを広く取り、ターゲットをボディメイクの30~40歳台の男性にしています。既にこの24時間無人のジムの退会率は12%を超え、年間144%の退会率ともいわれています。健全な経営体制にあるジムであれば3%以内に抑えたいところです。2,980円の小型格安ジムの台頭さらに、この2022年、2023年で小型の無人小型格安ジムが数多く出てきました。トイレをなくし、更衣室もシンプルにし、導入するマシンも高重量の扱えない、初心者向けのモノになっています。これで、2,980円という低価格を実現させています。すでにこのビジネスモデルをまねたジムも出てきたことから、多くのジムは、初心者や中高年を奪われてしまい、集客に苦戦することになるでしょう。今までジムに通っていなかった層がこの低価格であればとジムに通い始めた方も多いはずです。この1,2年で小型格安ジムの会員は1000万人を超え、店舗数も1000店舗以上とものすごいスピードで出店数を増やしています。生き残るフィットネスジム私たちの考えるジムは、「ちゃんと教えるジム」スタッフが常駐し人の名前を憶えて声かけするコミュニケーションのあるジムです。また、BFRトレーニングを取り入れるのも一つの簡単な方法だが、単に取り入れるのではなく初心者や中高年にはインターミッテント・インターバルBFR:インターバル中にBFRトレーニングを装着して圧をかける方法でBFRトレーニングに慣れてもらうのが良い方法でしょう。きつくなく、楽な方法から導入することで、抵抗なく続けることができるはずです。広さは日本人が落ち着く広さスタッフがカウンターから全ての会員を見渡すことのできるレイアウトフリーウェイトはなくすストレッチマシンを導入する15キロ程度までのダンベルは用意するインターミッテント・インターバルBFRを取り入れるアメリカでも、格安ジムの規約の中で、タンクトップ禁止など威圧するような服装やトレーニングはできませんと書かれているところもあります。