コラム
2024/10/23

スポーツシーンにいろいろな食べ物が登場する。トップアスリートには有名な食品メーカーが寄り添い、栄養サポートをしているし、子供やお年寄りの栄養指導は行政が指導し、スポーツジムではダイエットや体力づくり、筋肉UPのための食事のサポートを積極的に働きかけることが当たり前になっている。そんな話を調べていると「あんパン」というキーワードにであった。あんパンは誕生から150年の歴史を歩む。今、効率よくエネルギーを補給できるとしてスポーツ選手の支えになっているというのだ。
あんパンは、欧州から日本に伝わったパンに「銀座 木村屋」があんこを包んで売り出したのが始まりだ。その歴史は優に150年を超える。創業者は木村安兵衛、1867年の大政奉還の直後に職業訓練施設で長崎でオランダ人相手にパンを焼いていた梅吉という人物と出会い、学び、新橋駅近くにパン屋を開いた。やがて明治天皇に献上し、今や酒種あんパンは1日で6千~7千個も売れる不動の地位を築き上げている。
さて、話はあんあんパンと筋肉だ。歴史を紐解くと、1964年の東京オリンピックが開催された翌年のこと1975年に日本体育協会(現日本スポーツ協会)の発行した「スポーツマンの食事の取り方ガイドブック」の中に、献立例としてあんパンがとりあげられている。
有名な話として、明治大学水泳部では、40人の部員が補食としてあんパンを食べているという。普段の食事に加え試合前や練習前にエネルギーを補給するには最適な食べ物だというのは、スポーツ選手の栄養補給に詳しい立教大学の杉浦克己特別選任教授。
あくまでも捕食。炭水化物が豊富なあんパンは、人間のカラダを動かすためのエネルギー源であり、筋トレ前後のエネルギー補給として活用されることが一般的だ。
あんパンに含まれる栄養素は
炭水化物: 運動エネルギーとして利用され、筋肉の合成にも貢献する。
たんぱく質: 筋肉の修復と成長に不可欠な栄養素。小豆にはタンパク質の量は多くはありませんが、100 g あたり8gほど含まれています。
脂質: エネルギー源として利用される。あんぱんに含まれる脂質は、他の菓子パンと比べて100 g あたり5 g と少ないのが特徴です。
栄養価の高いあんパンをトレーニング時の、いつ摂取すればいいのだろうか?
筋トレ前: トレーニング前にあんぱんを摂取することで、運動中のエネルギー源を確保することができる。特に、消化の早い餡の部分が、運動開始からすぐにエネルギーとして利用される。
筋トレ後: トレーニング後にあんぱんを摂取することで、消耗したグリコーゲンの回復を促し、筋肉の修復をサポートする。消化の遅いパンの部分が、トレーニング後もエネルギーを供給し続ける。
あんパンがスポーツ選手の捕食になるためには、やはり補助する栄養素が必要だ。
運動前: 運動の1~2時間前に、あんぱん1個とオレンジジュース1本(200ml)程度を摂取すると、効果的。
運動後: 運動直後には、消化の早いゼリー飲料やスポーツドリンクなどがおすすめ。
その後、30分~1時間後に、あんぱんなどの固形物を摂取すると、筋肉の修復をサポートする。
食事・サプリメント

年末年始に太らない食べる順番だけで血糖値は3割減?食後の眠気も撃退「最強の食事法」
はじめに:なぜ「食べる順番」だけで痩せるのか?年末年始、忘年会や新年会、実家への帰省など、どうしても食事の量が増えがちなシーズンがやってきました。「美味しいものは食べたい、でも太りたくない」……これは...
齊木 英人

BFRトレーニングとシリカの相性:女性の健康と美容をサポートする新たな可能性
はじめに近年、健康志向の高まりとともに、効率よく筋力をつけながら美容と健康を維持する方法が注目されています。その中で、*低負荷でも筋力アップが可能な「BFR(血流制限)トレーニング」と、骨・関節の健康...
久保 綾乃

BFRトレーニングとアルギニンの効果をやさしく解説
BFRトレーニング(血流制限トレーニング)は、軽い負荷でも筋肉を大きくする効果があるトレーニング方法として注目されています。このトレーニングを行うと、体内で「一酸化窒素(NO)」や「ヒートショックプロ...
齊木 英人

あんパン。今やスポーツ選手の補食?
スポーツシーンにいろいろな食べ物が登場する。トップアスリートには有名な食品メーカーが寄り添い、栄養サポートをしているし、子供やお年寄りの栄養指導は行政が指導し、スポーツジムではダイエットや体力づくり、...
齊木 英人

ラクトバチルス・ロイテリ菌の効果とは
プロバイオティクスには様々な種類があるが、特にお勧めしたいのが「ラクトバチルス・ロイテリ菌」である。まだ動物実験での段階ではあるが、数多くの作用が認められており、ヒトでの研究も進められている。さてこの...
山本 義徳

ビタミンDの多彩な効果とは
ビタミンは主に「補酵素」として働くのに対し、ビタミンDは少々異質である。すなわち、体内で生成可能であり、レセプターが存在し、ホルモン様作用を起こすのである。なおビタミン摂取において必ず議論となるのが、...
山本 義徳
通常のトレーニングには1RM(1回持ち上げることが限界の重さ)の60%以上の重さを必要としていますが、BFRトレーニングでは1RMの20%程度の重さで効果を得るとができます。
BFRトレーナーズ協会は、安全で的確なトレーニングの指導を行い、正しい知識と技術を持ったトレーナーを育成し、より多くの人たちにその効果を実感してもらえるようBFRトレーニングの普及を目指します。
© BFR Trainers Institute 2025