緩やかに糖質を制限する「ロカボ」。2016年10月にファミリーマートの店頭に、ライザップと組んで商品開発をした低糖質のスウィートや、糖質を押さえたパンや麺類はその累計売り上げは40億円を超え、「調理済みトリの胸肉」を販売するセブンイレブンでは、2013年11月の発売から1月末までの累計で1億8千万個を売り上げたという。またローソンには「ロカボ」商品が70品目も並んでいる。パーソナルトレーナーとしてクライアントの食事指導には困らない商品数である。どのコンビニにどんな商品が並んでいるかということを押さえ、的確な食生活提案に役立てたいものだ。この春、コンビニでの「ロカボ」商品の売り場がますます拡がり充実すると言われている。ダイエットや病気の予防や健康増進のためには、食生活を習慣に、毎日続けることが大切になってくる。そこでコンビニにリピーターが集まるというわけらしい。例えばローソンではロカボの基準を一般社団法人 食・薬・健康協会の示す数値に乗っ取り調理パンの糖質は20グラム以下、間食用の菓子パンは10グラム以下、麺や丼といった主食では40グラム以下にしている。その品数は70品目というから驚きだ。またミニストップはパン類では糖質を25グラム以下に、スイーツは10グラム以下にしている。セブンイレブンは「ロカボ」は名乗らず「おいしさが第一」とするものの、前での高タンパク・低糖質の「サラダチキン」は発売以来1億8千万個をうりあげている。コンビニ各社ともども商品開発に火花を散らしているが、パーソナルトレーナーとしても、これらバリエーションに富む商品をどう組み合わせて、クライアントの効果的なダイエット食として、また健康生活を目指す食事を提案できるか腕のみせどころではないだろうか?