料理の専門書店である柴田書店から、エクササイズをする最強レシピ98と副題の付く「アスリートシェフの 美筋レシピ」が発刊された。著者は、東京都渋谷区池尻でフランス料理店のオーナーシェフを務める荻野伸也さん。ご自身もサッカーとサーフィンが大好きで、ヒビ美しい筋肉をつくるまさにアスリートシェフである。もちろん、筋肉をつくるための栄養学的知識は、管理栄養士の山下圭子さんが担当しており、筋肉づくりに必要な栄養、エクササイズの前後に摂取したい栄養素、食べるタイミングなどを正しく優しくわかりやすく書かれている。パーソナルトレーナーにとってのバイブルともいえる一冊だ。著者の荻野伸也さんは地元のみならず日本中で有名な「ターブルオギノ」という仏料理店のオーナーシェフだ。得意とするのは、生産者から届けられる様々な食材を即興で仕立てる、手間の掛かったスロウフード。とにかく楽しく気軽にいただける今一番おしゃれなレストランだ。そんなシェフがこの本の中でこだわるのは「アミノ酸スコア」。これは良質なたんぱく質と必須アミノ酸をあらわす数値。荻野伸也氏が自身のアスリート体験をもとに、簡単で美味しい美筋のためのレシピ98品が掲載されている。これらはプロテインパウダーやサプリメントでは味わえない、ヘルシーでアクティブなライフスタイルを続けるために取り入れて損のない「続けられる最強レシピ」でもある。実際の料理篇では、アミノ酸スコアの高い食材「卵・乳製品」「肉」「魚介」「豆」を使った料理の数々が登場。どれも手に入れやすい手軽な食材ばかりだ。加熱加減がむずかしい玉子料理やステーキなどは、プロセス写真を大きく使い、工程とコツを解説している。すべての料理にはカロリー、たんぱく質、糖質の数値がついている。