コラム

疲れをとる栄養は? Part 3


  • ダイエット・食事
  • 筆者:山本 義徳
私たちの身体のエネルギーとなるのは「ATP(アデノシン三リン酸)」です。ATPの材料になるのは糖質やアミノ酸、脂肪ですが、この中でもっとも日常的にATPを作り出しているのが脂肪です。糖質やアミノ酸は1gあたり4kcalですが、脂肪は1gあたり9kcalもあるのです。

しかし、脂肪がエネルギーになるときには「カルニチン」と呼ばれるアミノ酸が必要になります。脂肪は細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアに運ばれて、そこでATPを作り出します。このときにカルニチンが必要とされるのです。

カルニチンは体内でリジンやメチオニンなどのアミノ酸からつくられます。しかし加齢に伴って、その合成能力が徐々に低下してしまいます。年をとるとだんだん疲れやすくなるのは、体内でカルニチンが不足してくるせいでもあるのです。

そのため30歳を越えたらカルニチンをサプリメントとして摂取するようにしましょう。
カルニチンのサプリメントとしてはカルニチン酒石酸塩(LCLT)がポピュラーですが、できればアセチルカルニチン(ALC)として摂取したほうが吸収は良く、お腹が緩くなるようなこともありません。摂取量としては一日に1~3gです。ALCは脳のエネルギーアップにも役立ちますので、トレーニング前に摂取することで集中力をアップすることもできます。
なおビタミンCは体内でカルニチンを合成するときに必要とされますので、ビタミンCも不足しないように摂取しておくようにしましょう。

なお普通の脂肪はエネルギーになるときにカルニチンを必要としますが、中鎖脂肪酸(MCT)はカルニチンを必要とせずに迅速に消化吸収され、エネルギーになることができます。エネルギー不足を感じているときはMCTオイルを摂取するのも良いでしょう。

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