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ビタミンDの多彩な効果とは

ビタミンDの多彩な効果とは

ビタミンDの多彩な効果とは

ビタミンは主に「補酵素」として働くのに対し、ビタミンDは少々異質である。すなわち、体内で生成可能であり、レセプターが存在し、ホルモン様作用を起こすのである。

なおビタミン摂取において必ず議論となるのが、「食事で十分」、「過剰症が心配」などだ。厚生労働省によれば、日本人が一日に摂取するべきビタミンDは5.5μg。ビタミンDは「IU」という単位で表示されることもあり、μgをIUに直すためには40を掛ける。つまり5.5μgだったら220IU。

そして上限摂取量(副作用の出ない安全な上限の量)は50μg (2000IU)となっている。

しかし、これでは足りない。ビタミンDは太陽の光によって体内で合成される。では、太陽の光が当たらなかったらどうか。

潜水艦の乗務員を対象にした研究があります。その結果、一日に10μg(400IU)を摂取しても、適正なビタミンDの血中濃度を維持できていなかったとのこと。つまり太陽の光に当たらない場合、5.5μgでは全然足りないのだ。

ビタミンDの不足により骨が弱くなることは知られているが、それだけではない。中国で高齢者を対象にビタミンDレベルを測定したところ、レベルが低いと認知機能が低下しやすく、認知障害にまでなるリスクが2~3倍も高くなっていた。(※1)

他に季節性情動障害や(※2)動脈硬化(※3)など、さまざまな病気のリスクを高めることがわかってきている。

では適切に摂取したら?12週間に渡ってビタミンDを一日25μg(1000IU)投与したところ、平均で2.7kgの体脂肪が減ったという結果が出ている。しかも食事制限も運動も無し。

(※4)

日本で行われた研究では、一日に1200IUのビタミンDを摂取することによって、インフルエンザの罹患率が42%も低くなっている。(※5)さらに毎日1000IUのビタミンD追加摂取(食事に追加してサプリメントで摂取)により、大腸がんのリスクが50%減り、乳がんと卵巣がんのリスクがそれぞれ30%ずつ減ったという研究もある。(※6)

インドでの調査では、十分な日照時間にも関わらずビタミンDレベルが低かったことが示されている。(※7)

このようなことから、食事ではなくサプリメントとしてビタミンDを補うことが推奨される。アンチエイジングに対してアグレッシブな方は一日に5000IU程度を摂取していることが多いが、まずは一日1000IUからはじめてみてはどうだろうか。

※1:

Vitamin D Levels and the Risk of Cognitive Decline in Chinese Elderly People: the Chinese Longitudinal Healthy Longevity Survey.

J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2016 Jul 12. pii: glw128

※2:

Vitamin D vs broad spectrum phototherapy in the treatment of seasonal affective disorder.

J Nutr Health Aging. 1999;3(1):5-7.

※3:

Vitamin D deficiency may be an independent risk factor for arterial disease.

Eur J Vasc Endovasc Surg. 2012 Sep;44(3):301-6. doi: 10.1016/j.ejvs.2012.06.017. Epub 2012 Jul 25.

※4:

A 12-week double-blind randomized clinical trial of vitamin D₃ supplementation on body fat mass in healthy overweight and obese women.

Nutr J. 2012 Sep 22;11:78. doi: 10.1186/1475-2891-11-78.

※5:

Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren

Am J Clin Nutr. 2010 May;91(5):1255-60. doi: 10.3945/ajcn.2009.29094. Epub 2010 Mar 10.

※6:

The Role of Vitamin D in Cancer Prevention

Am J Public Health. 2006 February; 96(2): 252–261.

※7:

Vitamin D status in India--its implications and remedial measures.

J Assoc Physicians India. 2009 Jan;57:40-8.

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