【BFRトレーニングは安全におこなえる ~リスクを最低限に!】重いバーベルやダンベルを使うトレーニングに比べて、ずっと軽い重りでできるBFRトレーニングは、子供や高齢者でも安全に行うことができます。この安全性をさらに高めるために、いくつか守っていただきたいことがあります。●水をしっかり飲もう!血流を制限すると血液の流れが悪くなります。ケガをして血が出ると、それ以上の出血を防ぐために血が固まるようになっていますが、血流を制限したときも同じようなことが起こります。ただ血が固まるメカニズムとしては、「外因性」と「内因性」の二つに分けることができます。ケガをして出血したときは外因性であり、できるだけ早く血を固めようとします。いっぽうで血流制限トレーニングをしたときは内因性ですので、そうすぐに血が固まるということはありません。しかし少しでもリスクを減らすために、水をいっぱい飲むようにしましょう。身体が脱水している状態だと、血液の量が少なくドロドロしているため、血が固まりやすくなってしまいます。トレーニングの30分前くらいからしっかり水を飲み、トレーニングの直前~トレーニング中~トレーニング後にかけても、喉の渇きを覚える前に水を飲むようにします。喉が渇いているな、と思ったときは既に脱水してしまっているのです。日本体育協会による水分補給の目安(暑いときに熱中症を防ぐため)は、次の表のとおりです。多くの方のトレーニングは1時間程度で終わると思いますので、運動前に250~500ml、運動中に500mlくらいを飲むようにできればベストです。