コラム

空圧式BFRトレーニングベルトは効果的か


  • BFRトレーニング
  • 筆者:山本 義徳
BFR資格取得講座に出た方でしたら、普通のBFRベルトと空圧式ベルトとの違いはご存知でしょう。空圧式のほうが「柔らかい」感じがして、同じ圧力でも痛みなどを感じにくくなります。
また空圧式は最初の設定は面倒なものの、一度設定してしまえば取り外しが容易ですので「Intermittent BFR」をやるときには非常に便利となります。

空圧式のデメリットとしては、最初の設定や仕舞うときが面倒なことと、サイズが限られること、やや高価であることが挙げられます。

普通のBFRベルトだと、締め付けるときに圧力が完全に均等にはならず、キツイ部分と緩い部分とが混在します。しかし空圧式のほうは完全に均等に締められるため、キツイ部分が存在しません。

ただしこれは一長一短で、ラクに感じるぶん、強く締めすぎてしまうこともあります。そうならないように、圧力をちゃんと確認するようにしなければなりません。

さて、普通のBFRベルトと空圧式ベルトとでは、効果に違いはあるのでしょうか。16名の健康な男性を対象にして、20%1RMで普通のベルトと空圧式ベルトとで比較した研究があります。(※1)
種目はベンチプレスとラットプルダウン、ショルダープレス、プッシュダウン、カールでした。

その結果、ホルモンや乳酸濃度、成長ホルモン、IGF-1濃度などにおいて、両者に明らかな差はありませんでした。
空圧式を過度に推す団体もありますが、普通のベルトでも十分な効果はありますので、安心してご利用いただければと思います。

※1:
Does Acute Blood Flow Restriction with Pneumatic and Non-Pneumatic Non-Elastic Cuffs Promote Similar Responses in Blood Lactate, Growth Hormone, and Peptide Hormone?
J Hum Kinet. 2020 Aug 31;74:85-97. doi: 10.2478/hukin-2020-0016. eCollection 2020 Aug.

Page Topへ