BFRトレーナーズ協会

コラム

ホーム

/

コラム

/

リハビリ

/

バレエ障害の原因と治療法 バレエ・ダンス障害と捻挫

バレエ障害の原因と治療法 バレエ・ダンス障害と捻挫

2023/07/07

リハビリ

バレエ障害の原因と治療法 バレエ・ダンス障害と捻挫

バレエ・ダンス障害と捻挫

捻挫は普段の生活でも高い頻度で発生する外傷です。階段の踏み外し、ランニング中、ボールゲームの最中などスポーツ時に多く発生します。さらに捻挫は最も多くのダンサーとバレエを学ぶ生徒が経験するダンス障害です。捻挫は受傷後の処置を安易に考えられることが多く、処置を適切に行なわれることがなかったために、生涯を通じて捻挫の後遺症に悩まされるケースが多く発生します。

捻挫とは

最もよく見られる足関節捻挫の場合、足を内返ししたために足関節の外側にある側副靱帯が損傷を受けます。加わった外力が大きく、靱帯断裂があり関節のぐらつき(不安定性)が強い時はしっかりとした固定が必要となり、復帰時期も遅くなります。

ひどい場合は、ギブス固定や手術が必要な場合もあります。このときにしっかりとした治療を行わないと、断裂した靱帯がつかないまま関節のぐらつきが残り、捻挫を繰り返すようになります。このようにして慢性化した捻挫はバレエの稽古に支障を来すことになります。

固定が終了したのちのリハビリテーションも重要です。なぜならば、足関節のそれぞれの動きを担う筋肉は、動く方向によってアンバランスな状態になっているからです。足関節には全体重がかかり、それを受け止めるために神経と筋肉が調和の取れた運動をします。しかし、いったん損傷を受けるとその神経と筋肉の調和の乱れが生じ、しっかりとした運動ができなくなります。

再受傷しないために足を外返しする筋肉を鍛えたり、不安定な床に立つことにより神経と筋肉との調和のとれた(協調運動)関係を改善したりするようなリハビリテーションも必要となります。このような訓練を行った上でバレエに復帰することが理想的です。

捻挫の問題点

捻挫の一番の問題は、焦るあまりしっかりとした治療をせずにすぐにバレエへ復帰することです。これにより、稽古中、リハーサル中に損傷を受けた靱帯が再び断裂したり、あるいは、伸びたままの状態になり関節がぐらついたりし、再度発症します。この状態を放置したままバレエを続けると、比較的若い年齢でも関節軟骨の変性が起きて、変形性関節症の状態になります。

しかし、プロのダンサーやコンクール・発表会を目前に発症した場合、舞台に立たないとならないことがあり、痛み止めの注射をして踊ることがあります。スポーツの場合、前述の訓練をしつつ、装具を装着したりして、テーピングをして試合に出ることができますが、バレエではそれはできません。これまで、この痛み止めの注射による舞台出場が唯一の方法でした。

BFRリハビリと捻挫

一般的なバレエの稽古中に発症した捻挫の場合、1回から3回のBFRリハビリを応用した治療で、その痛みを抑えることに成功しました。もちろん、重度の捻挫にはそれなりに時間を掛けた治療が必要ですが、舞台を直前に受傷したダンサーの捻挫の鎮痛を目的とした治療法として、BFRリハビリは効果的な運動処方として注目できます。

「里見悦郎のバレエ障害講座:BFRトレーニングを用いたバレエ障害治療」より

コラム

リハビリ

多発性硬化症(MS)とBFR:最新の世界エビデンスが示す「脳と身体」への新たな希望

リハビリ

多発性硬化症(MS)とBFR:最新の世界エビデンスが示す「脳と身体」への新たな希望

以前、当協会のコラム(著:山本義徳先生)で「多発性硬化症(MS:Multiple Sclerosis)に対するBFRトレーニングの有効性」について触れたことを覚えていらっしゃるでしょうか?あれから数年...

齊木 英人

BFRトレーニングがパーキンソン病患者の「動ける身体」を取り戻す可能性

リハビリ

BFRトレーニングがパーキンソン病患者の「動ける身体」を取り戻す可能性

私たちBFRトレーナーは、この革新的なトレーニングメソッドが、低負荷・短時間で高負荷トレーニングに匹敵する効果をもたらすことを深く理解しています。その恩恵は、アスリートのパフォーマンス向上や健常者のボ...

齊木 英人

BFRの新たな可能性:パーキンソン病患者の「むずむず脚症候群(RLS)」

リハビリ

BFRの新たな可能性:パーキンソン病患者の「むずむず脚症候群(RLS)」

BFRの新たな可能性:パーキンソン病患者の「むずむず脚症候群(RLS)」はなぜ改善したのか?BFRトレーナーズ協会の皆様、日々の指導、誠にお疲れ様です。私たちBFRトレーナーは、BFRトレーニングが低...

齊木 英人

BFRトレーニングが拓く、怪我からの復帰とパフォーマンス向上への道

リハビリ

BFRトレーニングが拓く、怪我からの復帰とパフォーマンス向上への道

プロアスリートから週末にスポーツを楽しむ人まで、スポーツ愛好家にとって、怪我は避けて通れない大きな壁です。特に、筋肉や腱の損傷は、長期にわたるリハビリテーションを必要とし、競技への復帰を困難にさせます...

齊木 英人

骨折のリハビリテーション:BFRトレーニングという新しい選択肢

リハビリ

骨折のリハビリテーション:BFRトレーニングという新しい選択肢

骨折は、日常生活に大きな影響を与える怪我であり、長期のリハビリテーションを必要とします。ギプスや装具による固定期間は、患部の筋力や機能の著しい低下を招き、高負荷トレーニングが再開できるまでの間、患者は...

齊木 英人

バレエにおける子どもの障害とBFRトレーニングによるケア

リハビリ

バレエにおける子どもの障害とBFRトレーニングによるケア

バレエにおける子どもの障害とBFRトレーニングによるケア現在、プロとして活躍する多くの日本人ダンサーが、3歳から4歳の頃にバレエを始めています。これはロシアや英国などのバレエ先進国に比べても非常に早い...

里見 悦郎

BFRトレーナーズ協会

BFRトレーナーズ協会

通常のトレーニングには1RM(1回持ち上げることが限界の重さ)の60%以上の重さを必要としていますが、BFRトレーニングでは1RMの20%程度の重さで効果を得るとができます。
BFRトレーナーズ協会は、安全で的確なトレーニングの指導を行い、正しい知識と技術を持ったトレーナーを育成し、より多くの人たちにその効果を実感してもらえるようBFRトレーニングの普及を目指します。

© BFR Trainers Institute 2025

account_balance

講座お申込み

無料相談予約

お問合せ

account_balance

講座お申込み

無料相談予約

お問合せ